2005.01.02

2004年まとめ メタル・コア編

 ヘヴィメタルと一緒に括っても良さそうでしたが、別にしてみました。2004年はこのジャンルもかなり活況であったと思います。2005年もこの周辺のバンドは要注目です。ちなみに、MAメタルという言葉の意味を最近知りました。MA=マサチューセッツらしいですね。

 個人的に一番お気に入りだったのは、LAMB OF GODの「Ashes of the Wake」です。PANTERAを想起させる歌い回しなども出てきますが、この系統のアルバムとしての完成度はかなり高かったと思います。SHADOWS FALLKILLSWITCH ENGAGEのアルバムもそれぞれ良かったですが、LAMB OF GODをおすすめしたいです。

 ちょっとメタル度が高いですが、THE HAUNTEDの「rEVOLVEr」はSLAYER直系の音でかなりカッコイイので、スラッシュメタル好きは必聴だと思います。また、DISILLUSIONの「Back to Times of Splendor」はプログレ的なところもありますが、ブラストビートを織り交ぜたり起伏に富んだ展開で、最後まで飽きずに聴けます。興味があったら聴いてみてください。

その他では、DRY KILL LOGICCALIBANUNEARTHなどは良かったです。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2005.01.01

2004年まとめ ヘヴィ・ロック/ミクスチャー編

 あけましておめでとうございます。今年も良い音楽に出会える年になりますように。

 何年か前まではこのジャンルに有望な新人が集中的に出現していましたが、2004年はかなり新人が減ったような気がします。各バンドのアルバムは2、3枚目が中心だったので、安心して聴く(買う)ことができましたが、驚きは少なかったです。

 2枚目で化けたなと感じたのはLOSTPROPHETS。1枚目は持っていてもほとんど聴かなかったのですが、「Start Something」はかなり聴きました。“Last Train Home”は2004年のベストチューンです。3枚目になるアルバム「Vol. 3: The Subliminal Verses」を発表したSLIPKNOTも聴きやすくなったので、良い方向に転換したと言えそう。来日公演に行ったこともあって、結構よく聴きました。あと、ちょっと変わったバンドですがAPARTMENT26の「Music for the Massive」は名盤。おすすめです。


 少なかった新人バンドの中で一番光っていたのは、FALLING UP。「Crashings」は2004年最高のデビューアルバムだと思います。LINKIN PARKが好きな人は聴いてください。iPODのCMに起用されたSTERIOGRAMのデビューアルバムも良かったです。こっちはZEBRAHEAD好き向けです。年後半はダンスミュージックとのミクスチャーのHEAD AUTOMATICAをかなり気に入って聴きまくりでした。
 
 その他、好きではあったのが、PAPA ROACHCHRONIC FUTUREBREAKING BENJAMINCHEVELLETANTRICなどです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2004.12.31

2004年まとめ ポスト・ハードコア編

 エモもスクリーモもそれ以外も含めてポスト・ハードコアで一括りにします。今年、才能のあるバンドのデビューが集中していたのが、このジャンルだったと思います。気に入った新人バンドが結構いてDAYS LIKE THESENAME TAKENLETTER KILLSSENSES FAILRECOVERなど、いずれも質の高いデビューアルバムを発表しています。このジャンルの音楽が好きな人なら、どのバンドもおすすめです。

 大物バンドが期待通りのアルバムを発表してくれた辺りも、このジャンルの勢いをもの語っているような気がします。まず、スクリーモバンドのTHE USEDの「In Love and Death」は傑作です。スクリームあり、ポップなメロディありで他のバンドでは作り得ないレベルのアルバムだと思います。個人的には今年1番のお気に入りアルバムでした。

 次に、エモバンドのJIMMY EAT WORLDの「Futures 」も期待を裏切らない出来でした。パンク臭がほとんどしなくなり、独自の音をようやくモノにしたという感じがします。このアルバムはこのバンドの代表作という評価になると思います。未聴の方は是非聴いてみてください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004年まとめ ハードロック/ヘヴィメタル編

 このジャンルに関して今年1番衝撃的だったのは、元PANTERAで現DAMAGEPLANだったダイムバック・ダレル射殺のニュースだと思います。ギターのことを知らなくても、それとわかる独特の音を紡ぎ出していたヘヴィメタル界屈指のギタリストの死に心からご冥福を祈りたいと思います。ちなみにDAMAGEPLANのデビューアルバムは、PANTERAの名作と比較すると少し質は落ちますが、良いアルバムでした。
 
 伝統的なハードロック/ヘヴィメタルは今年もイマイチ盛り上がりに欠けていましたが、そんな中で、VELVET REVOLVERSILVERTIDEは、曲が良くて今後に期待が持てそうなバンドだと思います。個人的にお気に入りだったのは、ANNIHILATORのアルバム「All for You」で名作「King of the Kill」以来の出来の良さだったと思います。ちょっとマニアックですけど、おすすめします。ANGRAの新作「Temple OF Shadows」は世間では評判が高いし、実際に良い作品なんですが、何故か前作ほどには気に入りませんでした。その他では、純粋な新作ではないですが、ANTHRAXの「The Greater of Two Evils」は本当にかっこいいので、大勢の人に聴いてもらいたいアルバムです。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004年まとめ パンク編

 アメリカ以外の国からいくつかの有望なバンドが出て来ているのが、パンクシーンの成熟度合いを表しているのかなと感じました。特にオーストラリアのLAST YEARS HERO...とイタリアのVANILLA SKYはおすすめです。

 アメリカのパンクバンドはそれぞれが今後の方向性を模索し始めた気がします。勢い重視の1枚目、2枚目のアルバムから音楽的に成長するための踊り場にあるのではと思ってます。今年アルバムを発表したバンドの中でそういう踊り場にいるなと感じられたのがNEW FOUND GLORYMIDTOWNGOOD CHARLOTTESUM41でした。今までのアルバムを全肯定していた人にとっては、問題作であっただろうと思います。ただ、ここに挙げたどのバンドもポテンシャルが高いので、決してアルバムの出来が悪いというわけではないので、興味のある人は聴いてください。

 上記のバンドと比べると後発で、まだ方向性に迷いがないRIDDLIN' KIDSのアルバムはパンクの中では一番のおすすめです。メロディの甘さは控えめですが、フックのある楽曲群は飽きが来ません。是非、一度聴いてもらいたいです。その他では、SIMPLE PLANHAZEN STREETDONOTSなどのアルバムは良かったです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)